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山峡の寺(7)

 信は喉の渇きで目が覚めた。目を開けた瞬間、常夜灯の光が目に入り、自宅とは異なる和室の天井を見て、自分の家ではないことを思い出した。
「そうだ、哲史と寺に来てたんだっけ、、、」
朝早くから移動し、さらに慣れぬ寺の大掃除を手伝い、疲れ切っていた。隣に延べられた哲史の布団は使われた形跡がない。
「まだ按摩してるんだ、、、」
信はのろのろと立ち上がって、水を求めて部屋を出た。うろ覚えの庫裏の間取りを思い出しながら廊下を彷徨った。雨戸を閉めた暗い廊下を曲がったところで襖の隙間から常夜灯の明かりが漏れている。寝息とは違った荒い息遣いが聞こえてきた。
「んっ?哲史、か?」
誰に言うともなく信は呟いた。襖を開けることは躊躇われた。吸い寄せられるように信は明かりが漏れる襖の隙間から中を窺った。
「んはぁ、、、あっあっあっ、、、ろ、老師、、、」
10畳ほどもある客間の真ん中に取られた芳哉老師の布団の上で二つの肉塊が重なり合っている影が見えた。芳哉老師の姿は露わに見えないが、苦しさに耐えているような哲史の顔が常夜灯の黄色い光に照らされていた。哲史は作務衣の紐が解かれ、はだけた作務衣の下のシャツが捲り上げられて、太い腕で抱きかかえられている。抱きかかえた腕の先で、手が哲史の胸を弄っている。
「ここか、、、哲史、、、ここに欲しいのじゃな、、、ん、、、哲史、、、」
哲史の耳たぶに口を寄せ、芳哉老師が哲史に囁いている。ほとんど聞こえないが、きっとそのように言ったのだろう、と信は思った。信は思わず、ごくり、と唾を飲み込んだ。唾を飲み込む音が廊下中に響き渡ったように思えた。
「はうっ、、、ろ、老師、、、」
「快いか、、、哲史、、、ここが快いか、、、」
「あああっ、、は、い、、、良い、、、良いです、、、老師、、、」
「そうか、、、快いか、、、哲史、、、」
哲史の半開きの口から声が漏れた。哲史の声ははっきりと聞き取れた。哲史の苦しさに耐えている声は、快感だったんだ、と信は理解した。見慣れた哲史の坊主頭から湯気が立ち上っているかのように熱気が伝わってくるように感じた。間違いなく哲史の顔だが、いつもの温和な表情でななく、譫言のように快感を芳哉老師に伝えている。そんなに気持ちいいのか、信の頭は混乱しながらも親友の行為を理解しようとしていた。
「うぐっ、、、あああ、、、、」
哲史の身体が芳哉老師の身体に重なり、沈んでいく。哲史の身体が震えている。
「おおおぅ、、、快い、、、哲史、、、快いぞ、、、たまらん、、、」
「うぐぅ、、、」
物音ひとつない冬の山峡の寺で、こんどは芳哉老師の声もはっきりと聞き取れた。信には考えられないことではあったが、目の前で話には聞いたことがある男同士の性交が繰り広げられている。哲史の肛門に芳哉老師の陰茎が挿入されている、、、そんなに気持ちがいいことなのか、信は想いを巡らしていた。見ず知らずの男同士が行為を行っているのを見たら嫌悪感があったかもしれないが、目の前で絡み合っているのは親友の哲史である。嫌悪感よりも興味が勝った。信は思わず自らの股間を弄った。トランクスの中で熱く高まっている信のものは、先端から分泌した透明な液体でたっぷりと濡れている。トランクスの上から握り締めると電流のように快感が全身を駆け抜けた。
「哲史、、、快いか、、、」
「うぅ、、、よ、快いです、、、芳哉老師、、、」
「うおおぅ、、、哲史、、、」
「おうっ、おうっ、おうっ、、、哲史、、、おうっ、おうっ、おうっ、おうっ、、、、」
「おうっ、おうっ、おうっ、、、儂が先に気を遣りそうじゃ、、、おおぅ、、、哲史、、、哲史の菊座が儂の魔羅に絡みつくぞ、、、おおぅ、、、雁首が引きちぎられそうじゃ、、、たまらん、、、おうっ、おうっ、おうっ、、、」
重なり合った二人の身体がひとつになって布団の上で蠢いている。昼間会った芳哉老師からは想像できないような淫語が信の耳に届いている。信は自分に投げかけられた淫語のように感じ、老師の息遣いに合わせてトランクスの上から扱きあげていた。二人の結合部分から聴こえてくる湿った音と同様に、たっぷりと透明な液体を含んだトランクスに包まれた信のものも同じように、くちゅっ、くちゅっ、と音を立てている。芳哉老師の吐息と腰の動きに合わせるかのように扱きあげながら、上り詰めていく。熱いものを握りしめ、扱きながら信は自らの姿を芳哉老師に重ねていた。股間の上に跨らせた哲史を抱きしめ、腰を上下に運動させ、哲史を感じさせている芳哉老師の姿を自らに置き換えて、哲史の菊座に包まれていることを思いながら、両手で握りしめて腰を振っている。信は芳哉老師と同じように快感の声が出そうになった。声を出してしまうと二人の行為を覗いているのがわかってしまうと困る、という想いから必死の想いで声を堪えていた。二人の行為が途中で止まってしまうのは困る、信はそう思って堪えた。両手に握りしめているものが引きつるように痙攣し、信の膝がガクガクと震えた。
「あああっ、、、老師、、、もう、、、芳哉老師、、、あああっ、、、」
哲史が仰け反った。哲史の肉柱の先端からの迸りが薄暗い常夜灯の光の中で煌めいた。信は他人の射精を初めて見た。しかも、親友の哲史の射精、、、寺の中で、芳哉老師に導かれるように、手も触れていないものから迸り出る精液、、、いずれも信には想像できない姿であった。見てはいけないものを見てしまったという想いを感じながらも、なぜか嫌悪する気持ちにはならなかった。
「おおっ、、、し、締まる、、、た、たまらん、、、おおおっおうっ、おおおっおお、、、あああ、、、」
今度は芳哉老師が激しく身体を揺すって、そして、静かになった。芳哉老師も射精したということは信にも理解できた。しばらくそのまま抱き合った状態であった二人は、ようやく結合を解き、汚れた布団の上に横たわった。放心状態の哲史を芳哉老師が労わるように寄り添っているようだった。我に返った信は太ももに生暖かい感触を感じた。気がつくと、自らが放出したものでトランクスがたっぷりと濡れていた。そして、その一部が太ももを伝って廊下にこぼれ落ちようとしていた。信は慌てて寝間着の裾で太ももを拭き取って、手洗いに向かった。
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てつ(rokujizou62)

Author:てつ(rokujizou62)
五年の沈黙を破った(?)相変わらず妄想する白ブリーフの中年男。だらだらと妄想し続けています。ステテコを愛用しており、立派に中年から熟年への道を歩んでおります。最近はブリーフよりも、六尺褌や越中褌が多くなりました。ようやく水泳を再開し週2回ほど競パンで泳いでいます。黒かネイビーの競パンですが、最近はLサイズの深目のカットを愛用しています。

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